骨を強くして骨折を防ごう。

本日も前回に続き、骨の話です。

会員の皆さまはご存知かと思うのですが、先日、帰宅中に自転車で転倒しまして、膝のお皿(膝蓋骨)を強打しました。

その時の衝撃たるや凄まじいものがありまして、その瞬間は膝蓋骨を骨折してしまった!と思いました。

幸いにも裂傷だけで骨折はしておらず、このような時に「あ〜骨強くしといて良かった〜」と思うわけです。

というわけで、この記事を読んでいる皆さまも骨を強くしましょう!

目次

骨は何でできている?

はじめに、骨は何でできているのか?というところからいきましょう。

皆さま、骨の材料となる栄養素って何かご存知でしょうか?

まずパッと思い浮かぶのが、カルシウムですね!
骨といえば、カルシウムって感じですよね!

カルシウム【Ca】とはミネラルの一種です。
僕もよく昔、親に「ちゃんと牛乳飲まんと身長伸びんよ(北九州の方言)」と言われ続け、致し方なく飲んでいました。
(その割には、身長伸びませんでしたが…)

ちなみに、体内に蓄えているカルシウムは99%が骨にあります。
血中のカルシウム濃度が下がり、必要になった時に、骨からカルシウムが放出されるという仕組みになっています。

このことから骨には“ミネラルを貯蔵する”という働きがあることがわかります。

その他の材料としては、コラーゲン(タンパク質)、ビタミンDなどが挙げられます。

なにを食べればいいの?

骨に栄養を与えるためには、以下のものを積極的に食べましょう!

  • カルシウム → 小松菜、豆腐、桜えび、小魚を骨ごと食べる
  • コラーゲン → タンパク質を含むもの全般
  • ビタミンD → キノコ類、鮭、しらす

補足すると、体内でコラーゲンを合成するには、タンパク質に加えて、ビタミンCと鉄分が欠かせません。

  • ビタミンC → ピーマン、ブロッコリー、いちご、キウイ
  • 鉄 → カツオ、イワシ、小松菜、大豆製品

ちなみに、ビタミンDは動物は紫外線から皮膚で合成することができるので、日中に外に出て活動すれば十分とも言われています!

大坪

皮膚から自分で作ることができるとは、なんて便利な機能なんだ!

あとは、骨にカルシウムの吸収を促進させるものとして大事なのが、ビタミンKです。

  • ビタミンK → 納豆、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー

なお、ワーファリンを服用中の方は、上記のビタミンKを多く含む食材はお控えください。
ワーファリンの作用と拮抗してしまう為、お薬の効果が薄れてしまします。

やっぱり運動が大事!

食べ物の栄養も大事ですが、なんといっても骨への最大の栄養は、“運動による刺激”ですね!

運動による骨への適度な力学的な刺激は、骨の形成を促す骨芽細胞が活性化されることが分かっています!

骨折をした際も、急性期を過ぎれば、その後は積極的に運動する方が治りが早くなるという研究結果もあるそうです。

この辺の話で、また面白い話があるので、また次回に書かせて頂きます!

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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