最近、トレランの記事ばかり書いていたので、そろそろ皆さまの役に立つ栄養の話でも書かねばと思い立ち、本日は「積極的にMACを食べましょう。」という記事でございます。
よろしくお願いします。
MACとは?
積極的にMACを食べましょう!といっても、もちろん、パッと思い浮かんだあのマックではありません。
今回、ご紹介するMACとは、以下の頭文字をとったものです。
Microbiota Accessible Carbohydrate
日本語でいうと、腸内微生物叢が利用可能な炭水化物という意味です。
すなわち、腸内細菌たちが食べることができる炭水化物ということです。
これらを多く含む、いわゆる“高MAC食”を食べることによって、腸内環境を良好にしましょう!という狙いであります。
なぜ、腸内環境を良くするのか?
ここ数年、「腸内環境」というワードが身近なものになってきて、腸内環境を良くする行為を「腸活」といったりもします。
それではなぜ、腸内環境を良くすると良いのでしょうか?
これには、数多くのメリットがあると思うのですが、ざっと挙げても以下のような効果があります。
- 免疫力が上がる
- 大腸の疾患のリスクが下がる
- 炎症性疾患の改善が期待できる
- 代謝能力が向上する
なにを食べるといいの?
それでは具体的に何を食べると良いかというと、簡単にいうと、食物繊維を多く含むものです!
食物繊維といえば、炭水化物に含まれる栄養素ですね。
(もう一つを糖質といって、二つ合わせて炭水化物といいます)
例えば、玄米、イモ、野菜類、豆類などに多く含まれています。
食物繊維が大事だということは、なんとなく皆さんもご存知だと思います。
ただ、この食物繊維って人の酵素で分解できないということをご存知でしょうか?
つまり、分解できないから吸収も当然できません。
じつは、食物繊維は、人が消化吸収できない栄養素であることから、20世紀初頭くらいまでは重要なものと考えられていなかったんですね。
しかし、食物繊維に対する研究が進み、ある事実がわかってきました。
それが、腸内細菌の有用菌は食物繊維を分解することができ、それによって人にとって様々なベネフィットをもたらしてくれるということです。
というわけで、話を戻すと、食物繊維を多く含むものを食べることが腸内細菌の有用菌の増殖を促進し、かつ有用菌たちの栄養源にもなり、様々な健康効果をもたらしてくれるということです。
ということで、この記事を読んでくださった皆さまは、早速、本日から高MAC食を食べましょう!
トレーナーという立場上、もう一つのマックはオススメできませんが、どうしても食べたいという方は月1回程度としてください(笑)
以上、「積極的にMACを食べましょう。」でした!