なぜファスティング指導者を目指そうと思ったのか?

今回は「なぜ私がファスティング指導者を目指そうと思ったのか?」ということについて書いていこうと思います。

目次

ファスティングを知ったきっかけ

私がファスティングを知ったきっかけは、ある2人の先生との出会いでした。

当時、トレーナーとしてもっと成長したいと思い、解剖学、トレーニング理論、コンディショニングをある先生に教わっていて、その先生から栄養学も教わっていたんですね。
(1人の先生がこれだけの分野を網羅しているのはとても凄いことです)

初めてファスティングを知ったのはその講義の中で、少しだけファスティングについて触れた程度で、「へぇ〜断食ってやると体にいいんだぁ〜」くらいに思う程度でした。

それから1年後くらいにもう1人の先生に出会いました。

その先生は東大卒トレーナーというこの業界には珍しいバックボーンをもった人で、栄養学のみならず、生化学、生命科学の知識に長けており、それらの観点から、いかにファスティングが体に良いのかということを私に教えてくれました。

じつは、この先生が私が所属しているファスティング・フィットネス協会の理事をしています。
現在は、理事を務めるかたわら、京都大学大学院に在籍しており、日々ファスティングの研究に励んでいます。

当時の私は、「ファスティングはただ食べないだけ」という非常に浅い認識でしたが、ファスティングについて勉強するほどに「現代人にとって必要不可欠な健康法」という認識に変わっていきました。

それを1人でも多くの人に伝えたいという気持ちからファスティング指導者を目指そうと思い、現在に至るという感じです。

ファスティングの目的とは?

ここで少しだけ「ファスティングの目的」についてお話しますね。

よく、私のお客様に「ファスティングってどんなイメージですか?」と尋ねると、「酵素ドリンクなどは飲むけど、固形物は何も食べないダイエット法」というふうな回答で、多くの人がそのようなイメージだと思います。

正直いうと、ほぼ正解です(笑)

ただ、一つ補足させていただくとしたら、ダイエットすることがファスティングの本来の目的ではないということです。

ダイエット効果はあくまでもおまけのようなもので、本来の目的はデトックス細胞の浄化です。

この2つの効果が私たちの体を真の健康に導いてくれます。

デトックスとは?

最近、デトックスという言葉はよく聞くようになりました。日本語でいうなら解毒作用です。

なにをデトックスしているかというと、重金属農薬食品添加物といったもので、現代において、これらの侵入を防ぐことは極めて困難なため、私たちは定期的にデトックスをおこなう必要があります

逆に長期間しないでおくと、代謝機能の低下免疫力の低下炎症および慢性疾患リスクの増加内分泌系への影響などをもたらします。

細胞内の浄化とは?

細胞内の浄化というのは、なかなか聞きなれない言葉なのでイメージしづらいですが、これにはオートファジーというシステムが深く関係します。

オートファジーとは、細胞内の不要になったものを分解して再利用するといった働きで、元来生物に備わっている大変重要なシステムです。

細胞内には様々なものがあるのですが、この中には不要になったものが存在しています。

これらを長期放置していると、炎症反応を引き起こして慢性疾患をもたらしたり老化を促進させたりする原因となります。

すなわち、定期的にオートファジーを働かせる必要があり、そのためにはやはり食べ物をとらないということをしなければならないのです。

私のトレーナー像

私は普段、トレーナーとして活動しているのですが、皆さんが思うトレーナーってどんなものでしょうか?

おそらく、トレーニングを指導する人、たまに食事指導などもしれくれる人、といった感じだと思うのですが、私は冒頭にもご紹介した2人の先生に出会ったおかげもあり、自分自身のトレーナー像というものが明確になりました。

私が思うトレーナー像は、目の前に来てくださった方を健康へ導く人です。

もちろんトレーニングを指導したり、食事を指導したり、コンディショニングをしたりもするのですが、全てはその方を健康に導くための手段でしかありません。

よく、周りの人が体の不調を招いたり、病気に罹ったりという話を聞くと、もう少し早く良いアドバイスができていれば、と自分の力不足を感じたりもします。

もちろん、私は医師ではないので病気を治すことはできませんが、未然にそのリスクを下げることはできると思っています。

これからもトレーナーとして、1人でも多くの人を健康にできるよう、運動や普段の食生活はもちろんのこと、ファスティングについても知識を深め、広めていきたいと思います!

さいごに

私たちは長らく1日3食という生活が習慣になっており、時にはご馳走で食べすぎることもあります。

しかし、そのような生活を続けることで私たちは体に不調を感じたり、時には病気に罹ったりします。

私はファスティングの知見を深めていくにあたり、ファスティングにはそれらを予防・改善する力があるという結論に至りました。

私自身もファスティングをやるようになってから、体の様々な不調がなくなってきましたし、周りの人からもすごく健康そうだと言われます(笑)

正直なところ、それが果たしてファスティングの効果によるものなのかは分かりませんが、ファスティングの可能性を信じて、これからも定期的に実践しつつ、勉強も続けていきます。

まだファスティング(断食)と聞くと、少し風変わりな習慣に感じるかと思いますが、近い将来、ファスティングは究極の健康法としてスタンダードになってくることと思います。

ぜひ、皆さまにもそれを体感してより健康になっていただき、願わくば周りの人も健康にしていただければと思います。

長々と書きましたが、今回はなぜ私がファスティング指導者を目指そうと思ったのか?ということについて話してみました!

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