ファスティング中って頭がぼーっとしない?

ファスティングについて色々なご質問をいただくのですが、その中でも多いのが

「ファスティング中って頭がぼーっとしませんか?」というご質問です。

たしかに、何も食べないと考えると血糖値が下がってぼーっとしそうですよね。

今回は、ここについて解説してみたいと思います!

目次

頭がぼーっとするどころか、むしろ冴えます!

結論からいうと、ファスティング中に頭がぼーっとすることはほとんどありません。

ただし、日頃の糖質の摂取量が多い人は、やや低血糖の症状で少しぼーっとするかもしれませんが、準備期が上手くできればそのような症状もほとんど出ません。

私自身もフラフラといった感覚に陥ることはこれまで一度もありませんでしたし、私の指導を受けたお客様方もそういった意見はありませんでした。

逆に、思い浮かべてみてほしいのですが、

  • 仕事が忙しく、昼ごはんを食べる機会を逃して空腹な時
  • お腹いっぱい食べて、リラックスしている時

どちらが、頭がぼーっとしそうでしょうか?

私は経験則からいうと断然②で、皆さんも大体そのように思われるかと思います。

その理由としては、お腹いっぱい食べると、ひとまず消化吸収のために血液が内臓のほうへ集められます。
この時、脳へは血液があまり巡らなくなります。
これによって、頭がぼーっとしてしまうのです。

少し話がそれますが、血糖値の急激な低下によって眠くなることもあります。
お昼ご飯をしっかり食べた後にとんでもない睡魔に襲われた、なんてことが皆さまも一度は経験があるかと思います。
これはインスリンの分泌によって、覚醒させるホルモンが抑制されることで一気に眠たくなります。

話を戻すと、なぜファスティングがぼーっとしないかというと、ファスティング中は固形物は摂らないため、内臓へ血液が集まることはありません。
逆に、脳により多くの血液が集まることで、まるで神経が研ぎ澄まされるかのように頭が冴えてきます

現代では、こういった効果からファスティングは認知機能の向上に繋がると考えられています。

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