今回は、三大栄養素の中の一つである「炭水化物」について書いていこうと思います。
炭水化物とは?
炭水化物(Carbohydrate)とは、「炭素の水化合物」という意味で、炭素・水素・酸素の3元素のみからなる化合物の総称です。
一般的には、【 糖質 + 食物繊維 】のことを炭水化物と呼びます。
炭水化物と糖質を混同している方が多いですが、正確には上の公式で炭水化物が成り立っています。
つまり、炭水化物カットをするということは、同時に食物繊維も大幅にカットしてしまっていることになるのです。
どんな働きをする?
なんといっても、糖質の主な役割は、“身体の様々な組織にエネルギーを供給すること”です。
糖質は分解されるとブドウ糖(グルコース)となり、1gあたり3.8kcalのエネルギー源となります。
身近なところでいうと、私たちが身体活動(歩いたり、走ったり、筋トレをしたりなど)をする際、主にエネルギーとなっているのは糖質です。
そして、ここで理解しておかなければならないのは、私たちの身体には“ブドウ糖しかエネルギー源として使えない組織がある”ということです。
その組織は、脳、神経組織、赤血球などです。
(最近では、低糖質ダイエットで知られるようになった、ケトン体も脳のエネルギーになるとのことですがそれはまた別の機会で書かせていただきます。)
とくに脳へのエネルギー供給は大変重要です。
脳は、体重の2%ほどの重量ですが、基礎代謝量の約20%を占めると言われています。
例えば、基礎代謝量が1500kcalだとすると、脳だけで1日に300kcalも消費することになります。
したがって、糖質カットといった食事法をおこなうと、集中力が低下し、ボーッとした状態になってしまいます。
また、ハードにトレーニングした経験がある方ならお分かりになると思いますが、パワーが出なくなり、いつもなら出来ている重量やレップ数が間違いなく出来なくなってきます。
以上のことから、ダイエット中といえど、炭水化物を適量摂ることは大変重要なことです。
次回は、「糖質にはどんな種類があるのか」について書いていこうと思います!
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